はじめまして。 デザイン事務所の「株式会社風光/hoocica(フーチカ)」です。 白樺派の美術同人誌「光風」を由来とし、 「風=フー」と「光=チカ」と読みます。 私たちが大切にしているものは「空気」です。 例えば、たった1枚の名刺でも、大きな会社の広告でも、 その制作物が持っている/持つべき空気があります。 私たちは、その空気に、色や形や大きさ、表情などを加えて、 しっかりと感じ取れる「風」や「光」に変えていきます。 何もない空間に美しい生活を。

会社概要

社名
株式会社風光
代表者
代表取締役 家常善光
所在地
〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷1-10-10
TEL
03-5396-5186
創業
2008年6月
設立
2010年12月24日
資本金
300万円
従業員数
4名(アルバイト1名)
事業内容
グラフィックデザイン企画制作会社
営業品目
印刷物のグラフィックデザイン、印刷 webのグラフィックデザイン、コーディング イラストレーション パッケージデザイン 展示・店舗の空間デザイン

沿革

2008年6月9日
開業
2009年9月17日
高田にてhoocica設立
2010年11月7日
事務所を南池袋に移転
2010年12月24日
株式会社風光設立
2013年11月30日
雑司が谷に移転

代表紹介

家常 善光 Yoshimitsu Ietsune

代表取締役社長/アートディレクター 1978年生まれ、慶應義塾大学、文化学院デザイン科卒業 かげわたりギター・ボーカル
メッセージ
見えるものすべてを美しくすることができる! 「グラフィックデザイナー」について何も知らずに、この世界に飛び込んだ頃、僕はとてもドキドキしていた。横浜の小さな広告代理店でカーディーラーのチラシを作る仕事から僕のデザイナー人生は始まった。デザイナーといえば、ファッションデザイナーしか知らなかった。人生初の自分の名刺の肩書きの欄に「デザイナー」と印刷されているのを見て驚いた。何も知らないし、何もできなかったから、とにかく大きな声を出して、とにかく一番に電話に出て、毎日毎日、朝日を見ながら原付で帰っていた。ある時、チラシのプレゼントコーナーか何かにイラストを描いたら、お客さんが喜んでくれた。自分の作るもので誰かが喜んで、お金まで稼げる! こんな素晴らしい仕事があったのか! と感動した。それまで一人で絵と詩と音楽ばかり作っていた自分と社会が繋がる可能性を感じた。 あらゆる物事が刺激的で、いつも頭の中でチリチリと音がしていた。いっぱいっぱいのハードディスクみたいに。休みの日、時間があれば本屋に行って立ち読みの日々。買うお金はなかった。葛西薫さんのデザインワールドを知った。僕が絵で表現したいこと、詩で表現したいもの、それと同じ様な「空気」を感じた。その空気は「余白」だ。余白を作ることに夢中になった僕は、情報を詰めまくるチラシの仕事の中に、何とかして余白を入れようとしては先輩に怒られ続けた。ある日、エアロパーツのカタログを作る機会が巡ってきた。チラシが専門の先輩たちにとっては余計な仕事でしかなかった。チャンスだ!僕は先輩にうまく交渉してカタログを作らせてもらえた。そこで思いっきり「余白」を楽しんだ。師匠は葛西薫さん。没頭した。そのカタログを作り終わった時、僕は、グラフィックデザインの道で生きていくことを本気で考え始めていた。 横浜生活の最後の頃、もう何の用事かは覚えていないけど、会社の先輩と東京に車で出かけた。横浜に向かう車の後部座席でボーッと街を眺めていた。大学に進学して東京に出てきた時、灰色のビルが立ち並ぶ風景にぞっとした。これから僕は、この東京で生きていこうとしているんだなあと街を眺めていた。横浜に着いて、高速道路から降りて街中に入っていこうとした時、赤や黄、様々な色の看板がわーっと目に入ってきて、僕は気がついた。もし、僕が一人前のデザイナーになれたら、この街の見えるものすべてを美しくすることができる! あの頃の気持ちは、オッサンになった今でも色褪せない。僕はまだまだ道の途中だ。やる気満々で行こうじゃないか!

2018.1.11 家常善光